成人式や結婚式のように、特別な日に着る振袖。
お着物自体の美しさは言うまでもありませんが、それをまとっての動きや所作が美しいとあなたの魅力は倍増します🎇
振袖を着たときの所作やマナーのポイントを押さえましょう❗
目次
★美しい動作
立ち方
- 片足を軽く後ろに引く
- お腹に力を入れて背筋を伸ばす
背筋を気にしすぎて、お腹を前に出して後ろに反り返えってしまうのはNGですよ。
手は軽く前でそろえると、長い袖の流れも美しく見えます。
鏡で自分の立ち姿をCheckしておきましょう。
歩き方
- 背筋を伸ばし
- 爪先からやや内股にすり足ぎみに
- 小さな歩幅でゆったりと歩く
手に荷物を持つときには左手で持つようにして、右手で着物の端を軽く持って歩くとすそが広がらずおしとやかに見えますよ。
階段の上り下り
- 足首が見えすぎない程度に上前を軽く持ち上げる
- 袖も階段に付かないように左右2枚重ねて持つ
- 小股で歩き、一段ずつ両足をそろえながら上り下りする
こうすれば、すそがあまり乱れず優雅に見えます。
階段をしっかり見て、大股では上がらないように気をつけましょう。
体の正面を階段に対して斜めにしたり、手すりを使うと下りやすくなりますよ。
落としたものを拾うとき
落としたものを拾うときは普通にかがんで拾うと袖が地面について汚れてしまいます。
- 両袖を片手に持つ
- 前すそを押さえながらゆっくりと腰を下ろす
座敷では膝をついて、屋外では膝をつかないで拾いましょう。
★ 美しい座り方
椅子に座るとき
- 袖が地面につかないように前に回して重ねる
- 帯がつぶれないように浅く腰かける
- 腰をおろしたら、両方の袖を膝の上に重ねる
- 背筋を伸ばし足をやや内向きに揃える
座るときに右手で上前を少々引き上げるようにすると、着物が引っ張られてずり下がることが少なくなります。
お座敷で座るとき
- 背筋を伸ばしたまま、まっすぐに腰を落としていき膝をつく
- 座布団に座るときはまず座布団の横か後ろに正座
- 手を軽く握って座布団の中央近くにつく
- 膝で移動して座る
- 親指を重ね合せるようにして座る
座っている間は、袖を軽く左右、または後ろに流して両手を膝の上で重ねると美しいです。
上前をわずかに引き上げるようにすると物が引っ張られることなく座りやすくなります。
お座敷で立ち上がるとき
- 両方のかかとを立ててる
- その上にお尻をのせる
- 上前を押さえながら右足から立ち上がる
車に乗るとき
- 袖を二枚重ねて左手に持つ
- 車に背を向け上前を右手で少し引き上げる
- 座席に浅く腰掛け体をぐるりと回転させて車内に足を入れる
背中の帯をつぶさないように浅く座るのがポイントです。
浅く腰掛けましょう。
車から降りるとき
- 上前を右手で押さえる
- 体を回転させて両足を地面に下ろす
- 頭に気を付けてゆっくりと体を起こす
すそを汚さないように注意しましょう。
★ その他、気になる動作
食事をするとき
椅子の座り方は前述の通りです。
- ナプキンやハンカチ
- 基本的には膝に置く
- 汚れが心配であれば帯揚げの上から挟んでもよい
- 乾杯やテーブルの上に手を伸ばしたりするとき
- 伸ばすのと反対の手で、袖のたもとをそっと押さえる
- 脇を締めながら手を上げる
お手洗いに行くとき
着物初心者さんは広めの個室か洋式トイレを選ぶと身支度が楽でしょう。
- 袖が床面に触れて汚れないように、軽く結ぶかクリップで留める
- すそを①着物②長襦袢③裾除けの順に帯の下までたくし上げる
- このとき、袖はすそに包み込む
- すそを帯に挟むかクリップで留める
洗濯ばさみのようなクリップを持っていると便利ですよ。
手の上げ下げ
- 上げる手とは反対の手で、袖のたもとをそっと押さえる
- 脇を締めながら手を上げる
袖が下がって腕が丸見えになってしまうと美しくありません。また、着くずれの原因にもつながります。
テーブルの上に手を伸ばしたり、ドアの開け閉め、乾杯はもちろん友達に手を振るときなど手を上げるときはいつでも、「たもとを押さえ」ましょう。
★ アクセサリーについて
お着物自体が華やかなので、アクセサリーはつけなくても大丈夫!
でも、せっかく振袖を着るのだからオシャレを極めたい!って思いますよね?
ただ・・・振袖は「未婚女性の着る第一礼装」である、つまり正装であることから「アクセサリーをつける行為は非常識!」と考える方もいらっしゃいます。
ですから、公的な場(園遊会・表彰式など)へはアクセサリーなしで臨まれるほうが良いでしょう。
成人式や結婚式の場合にはイベントと考えてアクセサリーを楽しみましょう。
おススメピアス
和テイストのものや小粒パールのピアスやイヤリングはいかがでしょうか?
ロングタイプのものは着物に引っかかったりするので避けたほうが良いですね。
おススメネイル
和柄のデザインが統一感がとれるでしょう。
また、お着物の色に合わせることもテクニックです。
その他のアクセサリー
帽子や手袋を合わせてみたり、足袋を白ではなく色やデザインの付いたものにするとインパクトがありますね。
★ まとめ
あなたの振袖マナーの疑問は解決しましたか?
「こんなときはどうしたらいいんだろう・・・」
その不安、LINEで着物姫に教えてください。
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