振袖の種類の違いと着用シーン

振袖の種類の違いと着用シーン

振袖とは袖の長い着物の事を言い、未婚女性が着用する最も格式高い着物です。その語源は「袖を振る」ことに由来していると云われています。袖丈の長さにより「大振袖」「中振袖」「小振袖」の3種類に分類され着物としての格が変わります。

 

振袖の種類の違いと着用シーン

 

大振袖

本振袖、引き振袖ともいわれる大振袖は袖丈が約3尺(114cm)で、振袖の中では最も格式が高く「五つ紋」の黒引振といえば昔から花嫁の婚礼衣裳の定番でもありました。現代でも大胆な模様があしらわれた華やかなものから無地のモダンなものまでデザインも豊富で花嫁の婚礼衣装として変わらぬ人気を誇っています。
大振袖大振袖

参照:和装婚礼衣装カタログ 咲-SAKI-(BRIDAL COSTUME SELECTION Vol.9)

 

 

中振袖

袖丈が約108cmで成人式やお呼ばれ、結納などで着用されるのが中振袖です。
色・柄も豊富で色んなアレンジが楽しめます。

中振袖中振袖

 

 

小振袖

袖丈が2尺(76cm)で「2尺袖」とも呼ばれています。袴を合わせて卒業式や謝恩会に着用します。

小振袖小振袖

 

 

 

振袖は未婚女性が着る格式高い礼装です。3つの種類、着用シーンを知り、日本の美しい着物文化を楽しみませんか♪